人気タレントのマツコデラックスさんが司会のテレビ番組「マツコの知らない世界」で特集されたアニメ聖地巡礼の旅。その魅力とは何か、マツコさんや視聴者に紹介されたアニメ作品を通して深掘りします。
また、聖地巡礼の楽しみ方をさらに広げるために、特に注目すべき5つのアニメ作品をピックアップ。
そして、猫好き妖怪好きにはたまらない特集として「夏目友人帳」を取り上げます。
アニメーションとリアルな場所が絡み合う聖地巡礼の魅力を存分に体験してみませんか?この記事を読み進めることで、あなたもアニメ聖地巡礼の旅の魅力に取り憑かれること間違いなしです。
「マツコの知らない世界」で特集されたアニメ聖地巡礼の旅
人気テレビ番組「マツコの知らない世界」では、ゲストが得意とするジャンルや最近ハマっているものをマツコ・デラックスにプレゼンする企画があります。
最近注目を集めたのは、「アニメ聖地巡礼の世界」。
この番組では、アニメの舞台となった実在の地を訪れる「聖地巡礼」の魅力を、ユニークな視点で紹介。各地で開催されるイベントや限定グッズ、そしてその地でしか味わえない食事や風景など、アニメファンにとっては見逃せない情報満載です。
今年、第3弾が放送され、交通手段が限られたり、アクセスが難しい“辺境アニメ聖地”からスポットを紹介しています。
例えば、「おねがい☆ティーチャー」に登場する長野の木崎湖や、「坂道のアポロン」に登場する長崎の眼鏡岩などが取り上げられました。
さらに、現役女子大生が運転が苦手な人でも安心して参加できる、地元のタクシーに乗って運転手が案内してくれる「夏目友人帳」ツアーも紹介されました。
さらに、地域の活性化を目指して制作されたアニメ「23時の佐賀飯アニメ」や、日本各地の温泉を舞台にした「温泉むすめ」プロジェクトも取り上げられています。
視聴者の反響
「マツコの知らない世界」の一部として放映されたアニメ聖地巡礼特集は、視聴者からの大きな反響を呼びました。この特集は、アニメの世界を現実の風景と照らし合わせる旅の魅力を伝え、多くの視聴者に新たな発見と感動を提供しました。
SNSでは、視聴者たちが番組の感想や体験した風景の写真を多数投稿。
これらの投稿は、アニメ聖地巡礼のもつ人気と魅力を再認識させる契機となりました。また、視聴者からは、「アニメの世界を現実で体験してみたい」といった反応が見られ、アニメ聖地巡礼への関心が高まる一方です。
過去に番組内で紹介されたアニメ作品
「マツコの知らない世界」で過去3回で特集されたアニメ作品一覧をご紹介します。まずは、学生生活を描いたコメディアニメ「らき☆すた」。次に、「からかい上手の高木さん」は日常をユーモラスに描く作品で、多くの視聴者から愛されています。また、「ラブライブ!サンシャイン!!」は、アイドル活動に挑戦する女子高生たちの青春を描き出しています。
音楽と友情をテーマにした「坂道のアポロン」、海洋戦略ゲームを元にした「艦これ」いつかあの海で、恋愛と青春を描いた「おねがい☆ティーチャー」、「君に届け」、「ふらいんぐうぃっち」、「ストラトス・フォー」、「きみと、波にのれたら」なども紹介されました。
また、「SHIROBAKO」はアニメ制作を描いた作品で、「さよなら私のクラマー」は女子サッカーをテーマに、そして「秒速5センチメートル」は青春の切なさを描いた作品です。また、「23時の佐賀飯アニメ」、「温泉むすめ」、「VTuber:周央サンゴ」、「志摩スペイン村」、「夏目友人帳」、「ご注文はうさぎですか?」、「きんいろモザイク」、「映画けいおん!」、「ガールズ&パンツァー」、「WHITE ALBUM2」、「詩季織々 上海恋」、「GREAT PRETENDER」、「ラブライブ!The School Idol Movie」、「ARIA The BENEDIZIONE」、「宇宙よりも遠い場所」も番組で取り上げられました。これらの作品は各々独特の世界観を持ち、多くの視聴者に影響を与えています。
注目すべきアニメ作品:聖地巡礼地5選
おねがい☆ティーチャー
「おねがい☆ティーチャー」は、2002年に放送されたアニメ作品で、地球にやって来た宇宙人の美女と高校生の少年の恋愛を描いた作品です。
聖地として注目されているのは、舞台となった静岡県の湖西市です。
話の中心となる「かなえたい小さな願い」を書いたカードを捧げる場所として描かれた「かなえの丘」は、湖西市にある天竜川河口の丘がモデルとなっています。
現地では、アニメのファンが訪れて願い事を込めたメッセージカードを残す風景が見られます。また、作品内で度々登場する「あじさい電車」は、天竜浜名湖鉄道を彷彿とさせ、この地域の雰囲気を醸し出しています。
この他にも、湖西市内には作中で登場する学校や公園、喫茶店などが存在し、ファンにとっては見覚えのある風景が広がっています。これらのスポットを訪れることで、作品の世界観をより深く理解することができるでしょう。
19,360円
からかい上手の高木さん
「からかい上手の高木さん」は、山本崇一朗による日本の漫画作品で、アニメ聖地巡礼の中でも特に注目すべき一つです。
物語は東京都立川市を舞台に、主人公の西片が好意を寄せる高木さんから日々からかわれる様子を描いています。聖地となる立川市は、全国から多くのファンが訪れ、作中に出てくる場所を巡る聖地巡礼が盛んに行われています。
特に、西片と高木さんがよく過ごす「古市公園」や「多摩川」沿いの散歩道は、作品の雰囲気をそのまま感じられるスポットとしてファンから高評価を得ています。
また、立川市内の商店街では、アニメとコラボレーションしたイベントも開催され、地元住民からも愛される存在となっています。このように、アニメの世界観を現地で体感できる聖地巡礼は、アニメファンにとっては格別な体験となるでしょう。
3,929円
ラブライブ!サンシャイン!!
ラブライブ!サンシャイン!!は、静岡県の伊豆半島にある沼津市を舞台にした人気アニメ作品です。
物語は、地元の高校が生徒数減少により閉校の危機に瀕しているところから始まり、主人公たちが学校を救うためにスクールアイドルグループ「Aqours」を結成し、全国的な人気を博すまでを描いています。
アニメの舞台となった沼津市は、アニメファンにとっての聖地となり、多くのファンが訪れています。アニメ内で描かれた風景や建物は、現地でそのまま見ることができ、また、物語に関連したグッズやフードメニューがあるお店も多くあります。
訪れるファンにとっては、まるでアニメの世界に入り込んだかのような感覚を味わえるでしょう。また、アニメと現地の風景を照らし合わせることで、作品への理解を深めることも可能です。
「ラブライブ!サンシャイン!!」の舞台となった沼津市は、アニメ聖地巡礼の中でも特に見どころの多い地域と言えます。
アニメが好きな方はもちろん、地元の風情や歴史を感じることができるので、観光地としてもおすすめです。
坂道のアポロン
“坂道のアポロン”は、ジャズをテーマにした少年たちの青春を描いたアニメ作品で、その舞台となる鹿児島県を訪れると、作品の世界観をより深く味わうことができます。
アニメ内で描かれる風景の数々は、鹿児島市内やその周辺地域に実在する場所を元に描かれているため、実際に足を運ぶと作品とのつながりを感じられます。
特に、主要キャラクターたちがジャズセッションを繰り広げる地元のレコード店「メディチ」のモデルとなった店舗や、彼らの通う高校のモデルとなった学校などが聖地として注目されています。
また、鹿児島市内には作品の舞台となった場所を巡る公式の聖地巡礼マップもあるため、ファンならずとも観光の一環として訪れてみる価値は十分にあります。
アニメ作品を通じて地元の魅力を再発見し、地域振興につながる聖地巡礼。
“坂道のアポロン”の舞台となった鹿児島を訪れて、作品の世界観を体感しながら、新たな視点で地元の魅力を発見してみてはいかがでしょうか。
5,705円
秒速5センチメートル
新海誠監督の代表作「秒速5センチメートル」は、その美しい映像表現と感動的な物語で多くのアニメファンから愛され、聖地巡礼の定番スポットともなっています。作品の舞台となる地は日本全国に広がり、その一つである岩手県の田んぼの風景は、作品の名シーンともなった「桜の木の下で」の場面を思い出させます。
また、新潟県の中越地方や東京の品川区も、作品の重要な舞台となっており、現地を訪れることで作品の世界観をより深く理解することができます。
さらに、作品の描写に基づいて再現された場所や、登場人物が訪れたとされる場所などを巡ることで、視聴者は作品の世界により深く浸ることができます。聖地巡礼を通じて作品の世界観を体感することで、作品への理解が深まり、視聴体験がより豊かになります。
「秒速5センチメートル」はその美しい風景と共に、人間の感情や生活を描いたドラマを体験できる作品です。そのため、聖地巡礼を通じて作品の世界観に触れることは、アニメファンにとって一種の感動体験とも言えます。それぞれの地に訪れ、作品の世界観を五感で感じ取ることで、視聴者は新海誠監督の描き出した世界により近づくことができます。
ピックアップ特集:猫好き妖怪好き必見【夏目友人帳】
【夏目友人帳】とは
『夏目友人帳』は、日本の漫画作品であり、作者は緑川ゆきさん。
2007年の9月号から『LaLa』という雑誌で連載が始まりました。最初に掲載されたのは、2003年の7月号における『LaLa DX』(白泉社)です。2005年の1月号からは読み切りのシリーズとして隔月で連載され、一部の作品は後に『LaLa』(白泉社)で掲載されました。
2年前の2022年の1月時点で、国内での累計発行部数が1700万部を突破しています。
アニメシリーズも2008年から6作が放送され、2018年の9月には劇場版が公開されました。また、『LaLa』の付録としてドラマCDが制作されたこともあります。
さらに、2013年の11月から2019年の10月まで、白泉社のウェブコミックサイトでカネチクヂュンコさんによるスピンオフ4コマ漫画『ニャンコ先生が行く!』が連載されていました。
あらすじをわかりやすく解説
「夏目友人帳」は、緑川ゆき氏によって作られた漫画を原作としたアニメ作品です。物語の中心には夏目貴志という主人公がおり、彼は幼い頃から妖怪が見えるという特殊な能力を持っています。以下は、シリーズ全体のあらすじを簡潔にまとめたものです:
夏目貴志は幼少期から妖怪が見えることに悩まされ、他の人々からは変わり者と見られてきました。彼は古びた家に住む祖母から「友人帳」という名の古代の妖怪の契約書を受け継ぎます。この友人帳を持つことで、夏目は数多くの妖怪たちと関わることになります。
友人帳の持ち主である夏目は、妖怪たちが苦しんでいる過去の契約書を解放し、彼らの願いを叶えることを決意します。その過程で、彼は多くの妖怪たちと友情を築いていきます。また、夏目は彼の身辺に関わる人々との絆を深めながら、自身の能力と向き合い成長していく姿が描かれます。
夏目は友人帳を使って様々な妖怪たちと出会い、彼らの悩みや願いを理解し、解決していくことで、妖怪と人間との架け橋となる存在となっていきます。同時に、彼の周囲の人々も夏目の心の温かさや優しさに触れながら成長していく姿が描かれています。
物語は夏目の友人帳との関わりや彼の成長、そして彼の周囲の人々との絆を通じて、妖怪たちと人間との間に生じる様々な問題や葛藤を描きながら進行します。
聖地巡礼の魅力:夏目友人帳
「夏目友人帳」は、ノスタルジックで心温まるストーリーテリングと美しいアニメーションで知られていますが、その魅力と同様に、作品の舞台となる聖地巡礼地もファンから大いに注目されています。
作品の舞台は熊本県という設定で、特に緑豊かな自然や古い町並み、四季折々の風景が作品の雰囲気を一層引き立てます。ファンにとっては、こうした聖地巡礼地を訪れることで、作品とより深いつながりを感じることができるでしょう。
また、夏目友人帳の聖地巡礼地を訪れると、作品中で登場した名シーンのロケ地を巡ることができます。特に、夏目が妖怪たちと交流するシーンで度々登場する神社や、夏目が育った家のモデルとなった場所は、訪れる価値があるスポットです。これらの場所を訪れることで、視覚的な面からも作品の世界観に浸ることができます。
熊本県:人吉・球磨地域
- 西瀬橋(夏目友人帳 5期第2話)
- 天狗橋(夏目友人帳 第2期OPなど)
- 紅取橋(夏目友人帳 5期第3話)
- 毘沙門天堂(2期第10話)
- 田町菅原天満宮(夏目友人帳 2期OP)
- 胸川沿い(夏目友人帳 2期8話)
- 東間小学校バス停(夏目友人帳 5期OPなど)
さらに、夏目友人帳の聖地巡礼地は、作品の雰囲気に溶け込むようなローカルの食事やお土産も魅力的です。地元の名産品や、作品にちなんだグッズを手に入れることで、聖地巡礼の思い出を形に残すことも可能です。
夏目友人帳の聖地巡礼地は、作品の世界観とリンクした美しい風景と、独特の雰囲気を持つ地元の文化が融合した場所です。作品のファンであれば、この場所を訪れてみることを強く推奨します。
聖地巡礼にはタクシーツアーが人気!
人気アニメ「夏目友人帳」のロケーションである人吉・球磨地域では、アニメファンに大人気のタクシーツアーが開催されています。
このアニメは熊本県出身の漫画家、緑川ゆき氏が原作を手掛け、人吉・球磨地域がその舞台となっています。
地元の人吉温泉観光協会は、数年前の豪雨と新型コロナ禍で観光客数が激減したことから、アニメの人気スポットを巡るツアーを立ち上げました。
このツアーでは、地元のタクシーでアニメの世界に触れることができ、2021年1月から開催されています。
ツアーでは、2〜3時間かけて約7か所のスポットを巡ります。
例えば、主人公たちが頻繁に通学する球磨川にかかる「天狗橋」や、ファンからの手書きのイラストやメッセージが書かれたノートや絵馬が飾られる「田町菅原天満宮」などが訪れる場所に含まれています。
参加者は、アニメと同じ風景を楽しんで写真を撮ったり、自由な時間を過ごしたりしています。
ツアーガイドは、運転手が兼ねており、豪雨の被害やその後の復旧・復興の状況についても説明しています。
週末を中心に、毎月約40人の観光客が全国各地から訪れているそうです。
つばめタクシーグループの村尾明主任は、「アニメを通じて人吉に足を運んでもらい、被災地の応援もしてもらいたい」と語っています。
このツアーは年内まで開催され、1台あたり最大9人まで参加可能で、料金は9800円からとなっています。
5,940円
まとめ
本記事では、テレビ番組「マツコの知らない世界」で特集されたアニメ聖地巡礼の魅力について詳しく紹介しました。視聴者からは大きな反響が寄せられ、特に番組内で紹介されたアニメ作品が話題になりました。
その中でも、おねがい☆ティーチャー、からかい上手の高木さん、ラブライブ!サンシャイン!!、坂道のアポロン、秒速5センチメートルといった作品の聖地巡礼地5選を注目点としてピックアップしました。
さらに、猫好きや妖怪好きには見逃せない作品として、「夏目友人帳」を特集しました。その魅力やあらすじをわかりやすく解説し、夏目友人帳の聖地巡礼では、タクシーツアーが人気となっています。
アニメ聖地巡礼は作品の世界観を深く体感できるだけでなく、作品の舞台となった地域の魅力も発見できる絶好の機会です。
アニメと現実世界が交錯する瞬間に遭遇できるかもしれません。作品のファンであればあるほど、その地を訪れることで作品への愛着が深まることでしょう。
アニメ聖地巡礼は、アニメを通じて日本全国の魅力を再発見する旅でもあります。